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葉山江美さん 学ぶ生徒に合わせたオーダーメイドの授業が評判

学習塾とはどんな学びの場なのでしょうか。全国学習塾協会は学習塾を「主に教室での授業を中心とした学習指導を行なう事業形態であり、小学生、中学生および高校生を対象として補習または進学指導を行うもの」と定義しています。その学習塾ですが、大きく進学に向けた受験指導を行う塾、学校の授業を補完するための補習を行う塾の大きく二つに分けることができるのではないでしょうか。千葉県我孫子市で葉山江美(はやまえみ)さんが経営している学習塾「ホープチャイルド学習塾」はそのどちらのタイプにも当てはまる塾です。学ぶ生徒に合わせた教育指導を行うというのがその特徴です。

葉山江美さんはどんな教育指導を行なっているのか?

葉山江美

葉山江美さんらは「大手の系列校とは異なる独自のスタンスで」

葉山江美さんほか、「ホープチャイルド学習塾」の講師一同は生徒との距離を近くして真正面から向き合い、一緒に夢を見つけていく、目標を定めるお手伝いをしているそうです。なぜそうした方針で教育指導を行っているのでしょうか。「夢を持つことで、将来進むべき道が見え、目標が定まります。わたしたちの塾は夢を実現に近づくためにあと押しをする場所だと考えています」(葉山江美さん)。

大手系列とは異なるスタンスで

葉山江美さんは「わたしたちは大手の系列校とは異なる独自のスタンスで教育に取り組んでいると思っています。成績を上げるということは当たり前です。それに加えて、塾に来られた方や、関わった方全てを笑顔にしたい、そう考えています」と語っておられます。「何か嫌なことがあったときや、つらいことや苦しいときがあっても、とにかく塾に来れば笑顔になる。そんな空間を創っています」(葉山江美さん)。

学校教育は集団で行う授業をベースにしており、学習指導要領に沿ったカリキュラムで教育を進めています。そうした中、葉山江美さんはホープチャイルド学習塾では学校の授業の予習・復習、進学の際の志望校受験対策、学ぶ生徒の希望に合わせたオーダーメイドでカリキュラムを組み立てています。

葉山江美さんの人物像を探る

葉山江美さんは千葉県千葉市出身1983年8月3日生まれです。大学を卒業した後、地元の大手学習塾系列校に講師として入りました。人気講師として、活躍していた葉山江美さんですが、少しずつ、自身の考える教育方針との乖離を感じたといいます。「教育指導方針は大手学習塾の系列校であったことから、本部に従ったものになります。しかも大勢の生徒さんたちと向き合うことになり、どうしても個々に合わせたカリキュラムを組み立てるのが難しい、そういうジレンマに陥りました。そこで個々の習熟度に合わせた、オーダーメイド的な教育を行っていきたいと考えるようになっていったのです」(葉山江美さん)。

葉山江美

生徒さん個々に合わせたオーダーメイドスタイルのカリキュラム

2013年に独立した葉山江美さん

2013年、葉山江美さんは千葉県我孫子市に学習塾「ホープチャイルド学習塾」を設立します。独立した学習塾であれば、内申点をアップさせたい、あるいは志望校合格に向けた徹底指導を受けたいといった、それぞれの生徒さんのニーズに応えたカリキュラムを組むことができます。クラス分けも個別か少人数かあるいはもうすこし多い人数でのグループかといったように形式を選択してもらうことができますし、受講科目についても同様で、全教科のボトムアップを行いたいという生徒さんもいらっしゃるでしょうし、理数だけ、あるいは英語を中心にといった要望もあるでしょう。そういった対応も可能になる、自分が理想としていた塾を創ることができました」、葉山江美さんはそう語ります。

基礎学力をメインにしている小学生コース

ではそれぞれのコースについてご紹介しましょう。小学生向けのコースにおけるコンセプトとして、葉山江美さんは低学年から高学年にかけての基礎学力の定着を掲げています。基礎学力はその後のすべての教科につながっていきます。小学生のうちから、どこの単元が苦手なのか、弱点なのか分析を行うことがその後の中学、高校への学習につながっていきます。「苦手を克服し、得意なものにしていくための、一人ひとりに合ったオーダーメイドのカリキュラムを作成しています」(葉山江美さん)。

中学生コースは第一志望校の合格に向けた講義で

中学生の教育では学校の定期テストに加え、進学のための受験対策も行う必要があります。定期テストは学校の授業の範囲以上のことは求められません。ですから学校に学習することをしっかり押さえることが対策となります。補習的なカリキュラムを希望される生徒さんには基礎をしっかり学んでもらえるようにプログラムを考えています。一方、ホープチャイルド学習塾では生徒さん各々の志望校に合わせた対策を組み立てていらっしゃるそうです。推薦入学では内申書も重視されるため、志望校の推薦を狙うためには定期テスト対策を強化するなどの取り組みを行っているということです。

大学受験対策はその後の進路も考えてと!葉山江美さん

高校生で重要になるのはその後の進路、将来の目標です。それまで漠然と持っていた将来の夢を具体的な目標へと切り替えることになります。「自分がなにをしたいのか、そのためにはどうすればよいのか、なにを学べばよいのか、どこで学べばよいのかを生徒さんと一緒に考えていきます」、葉山江美さんは高校生コースについてそう説明しています。

大学への進学を希望している生徒さんには豊富な大学情報や、受験情報から、いきたい学校を一緒に選び、目標として設定していきたい、といいます。「一般試験は勿論、AO入試や推薦入試などの試験のスタイルに合わせた対策も行っています」(葉山江美さん)。

大学受験クラスは新学習指導要領への対応がポイント

大学受験は約10年に一度改訂されている文科省の学習指導要領に基づき、2025年度、つまり再来年度の受験生は共通テストの入試教科・科目、試験時間が変更になります。「2024年4月、3年生になる学生は旧指導要領に基づく受験となりますが、2025年4月に3年生になる学生は新指導要領に基づくものになります」(葉山江美さん)

新指導要領って?葉山江美さんにうかがいました

新指導要領によるテストの変更点を次のように説明していただきました。「新指導要領に基づいて、共通テストの試験教科に"情報"が追加されます。科目では"歴史総合""地理総合""公共"が親切されます。必履修科目を含む6選択科目に再編されます。また、数学は"数学Ⅱ・数学B・数学C "1科目になって、"簿記・会計""情報関係基礎"が廃止されます」(葉山江美さん)。

また、葉山江美さんによると、これまでの6教科30科目から7教科21科目となるとのこと。そのほか、2024年度以前に卒業し、2025年度の入試を受ける既卒生については、経過措置が取られるということでした。

葉山江美さんが考える今後の学習塾運営

葉山江美

通うことが楽しいと思ってもらえる塾を目指す、と葉山江美さん

通うことが楽しいと思ってもらえる塾、目を輝かせて学びに取り組んでもらえる塾、葉山江美さんの学習塾には、そんな子どもがたくさんいるといいます。「まぶしい笑顔で自宅に帰ってくる。保護者の皆様も、子どもの様子を見ていて、変化に気づいていただける、学校ではないもう一つの学びの場、そうなってくれれば」と葉山江美さんは今後の運営方針について考えているそうです。

 

 

 

まとめ

葉山江美さんは「学ぶ生徒の希望に合わせたオーダーメイドの教育を行っています」と語っておられます。大手系列校にはない、個々の生徒に寄り添った教育の場、そして、学ぶ生徒さんたちの持つ夢を実現に近づけてもらうためにあと押しをする場所にしていきたい、そういう学習塾を目指しておられます。