「シェアリングエコノミー」という言葉を耳にするようになりました。さまざまなモノやコトを共有することから「共有経済」とも呼ばれます。これは個人や企業が所有するモノ・場所・コトといった資産を共有し、インターネット上のプラットフォームを通じて、取引するという経済の形になります。運転手付きのリムジンサービスやクルーザー、ヘリコプターなど、陸・海・空でシェアリングサービスを展開していることで注目されているのが株式会社トランスベンチャー。同社の経営トップである佐藤秀臣さんは航空機ビジネスを活用した節税対策を提案するというという斬新なアイディアを打ち出していることでも知られています。トランスベンチャー代表の佐藤秀臣さんについて調べてみました。
佐藤秀臣さんが代表のトランスベンチャーはどんな企業?
佐藤秀臣さんが代表を務めるトランスベンチャーは運転手付きリムジンや高級輸入スポーツカー、クルーザー、さらにはヘリコプターのシェアリングクラブ運営、車両・船舶・航空機の販売を手掛けています。それぞれ、具体的にどんな事業を展開しているのかみてみましょう。
航空機、船舶、高級スポーツカーなどを共有するシェアリングオーナー事業
航空機、あるいは船舶、高級輸入スポーツカーなどを個人で所有する時代から区分で所有する時代を提案するのがトランスベンチャーの代表、佐藤秀臣さん。共有することで購入コストと維持コストを抑制されることから、これまでは手が届かなかったヘリコプターやクルーザーなどを楽しむという生活が実現することになります。
この事業ではトランスベンチャーが区分所有されている航空機や船舶の保守・管理をして、オーナーがスムーズに活用できる環境を整えるという形を採っています。
シェアリングオーナーになるメリットは?
航空機や船舶を個人所有ではなく、シェアリングという形でオーナーになるということは、税金という面でメリットがあるのだそうです。「減価償却」という面でメリットがあるといえるそうです。
また、オーナーになると必要となってくるのが、機体や船舶の保守・管理作業。法律に準じた点検や日々の清掃やその他の管理作業を個人で所有すると大変な手間と費用が発生します。購入・維持コストは個人で購入した場合、高額な購入費用に加えて、こうしたメンテナンスコストなどを全額負担することになります。しかし、区分所有であれば、メンテナンス費用も区分所有者で分担することになり、大幅に軽減できることになります。フライトを行う場合にも自身の所有機となるので、他にマージンを取られることがなく、リーズナブルにフライトできることになるといえるのではないでしょうか
機体のメンテなどもトランスベンチャーで
シェアリングサービスの場合のメンテや管理はトランスベンチャーで行われます。トランスベンチャーが行う保守・管理作業ですが、日常点検はいうまでもなく、自動車でいうところのTCD・SBの管理、飛行時間もしくは日付で決められている定期点検の管理のほか、機体やフライトに関わる報告・情報提供も行ってくれるということです。シェアリングでオーナーになっても安心して機体を使えるということになります。
シェアリングオーナー募集中の機体
機体ごとのシェアリング条件や金額などはトランスベンチャーのオフィシャルサイトからPDFによる資料をダウンロードすることができます。
「シェアリングクラブ LUXZ」を運営
トランスベンチャーはヘリコプターやドライバー付リムジン、クルーザー、さらにはフェラーリのような高級な車両をタイムシェアリングできる会員組織「シェアリングクラブ LUXZ」を運営しています。このサービスが会員登録することでLUXZのラインナップを必要に応じて使用することができるというシステム。その特徴は購入費用や維持費用を大幅に軽減して、ヘリコプターやリムジン、クルーザーをタイムシェアできるというところです。トランスベンチャーの担当者にうかがったところ、会員様限定のサービスとして、コストパフォーマンスの良さ、便利さ、そして特別感を体験できるといいます。
会員はユーロコプターEC120Bなどを利用可能
会員が利用できる機材はヘリコプターがユーロコプター EC120B、EC130B4、ロビンソンロビンソン R66、アエロスパシアル AS350の全4機、クルーザーは15名乗りのSea Ray42、リムジンはリンカーンやロールスロイス・ファントム、アルファード・ロイヤルラウンジ、アルファード・エグゼクティブラウンジ、ポルシェ911ターボ、マイバッハ、ベントレー、が用意されています。
航空機・船舶・車両の販売事業
トランスベンチャーでは航空機や船舶、車両の販売も行っています。2023年6月現在で販売されているのはヘリコプターのロビンソンR-44Ⅱ、クルーザーがRUIYING550、車両ではフェラーリF40。また、同社ではバックオーダー、委託販売を行っているとのこと。名義変更や納品の代行も対応しているとのこと。
ロビンソンR44Ⅱ
現在販売されているヘリコプターのロビンソンR44Ⅱは2007年式。エアコン付で内装は紺レザー。飛行時間は約1,000時間。ガーミン付きです。12年点検が必要となっています。価格は応談。
フェラーリF40
また、世界に399台の限定車両、1994年式のフェラーリF40も販売車両となっています。バケットシートの程度もよいとのこと。走行距離は約2,000kmということです。価格は応談。
RUIYING550
販売船舶となっているRUIYING550は2015年式。全長17m、全幅4.8m、喫水1.12m。価格は応談となっています。
トランスベンチャーの佐藤秀臣氏にお話をうかがいました
航空機や船舶、高級車両のシェアリングオーナー事業などを手掛ける株式会社トランスベンチャーの代表、佐藤秀臣氏にお話を伺いました。
ー株式会社トランスベンチャーのシェアリング事業は飛行機やヘリコプター、クルーザーなどをシェアするというものです。自由に空や海を自身の操縦で、というのは富裕層だけの楽しみではなくなりますね
佐藤秀臣氏「日本でも富裕層は増えていますから、飛行機やヘリコプター、クルーザー、高級スポーツカーをお一人さまで所有されたり、リースをされたり、という方がいらっしゃいます。しかし、1人で購入やリースをするというのはやはり非常に高額です。しかし、シェアであれば、富裕層でなくても、楽しむことができますし、安価で所有できます。そこにニーズがあるんじゃないかと考えて、このビジネスをスタートしました」
ーユニークな発想で生まれたビジネスですね。子供の頃の佐藤代表についてお話しいただけますか?
佐藤秀臣氏「特別目立つ子供ではなく、親が厳しかったので真面目な方だったと思います。プロ野球選手になりたかったですね。野球は小学校からずっとやっていましたが、それも特別上手かったわけでもないです」
ーどんな遊びをされていましたか?
佐藤秀臣氏「わたしは51歳なのですが、ちょうどファミコン世代ですね。ファミコンのゲームが大好きでした。ゲームで遊ぶことによって、こうすればクリアできるのでは、と問題解決に対して常に考えるようになりましたね。ビジネスの発想もそういうところから来ているのかもしれません」
ー話をお仕事に戻します。株式会社トランスベンチャーのシェア事業の特徴は?
佐藤秀臣氏「わたくしどもトランスベンチャーは飛行機やヘリコプターの機体売買、機体の維持管理などを自社内で行っており、ノウハウを蓄積しています。ですから、飛行機やヘリを、オーナー様に共同所有して頂き、実際に飛ばす、そして楽しんでいただくことまで、すべて当社にお任せいただき、ワンストップで行っていただけるというところが最大の特徴だと思っております」
ー佐藤秀臣代表から読んでいる方にメッセージをいただけませんか?
佐藤秀臣氏「わたくしどもシェアリングサービスを使っていただき、好きなときに空や海を楽しめるということを知っていただきたいと思います」
ーありがとうございました。
代表の佐藤秀臣さんが提案するトランスベンチャーの節税策!
佐藤秀臣さんが代表を務める株式会社トランスベンチャーは航空機や船舶、高級車両の販売業務、航空機の運航業務、維持・管理業務、船舶の運航業務、送迎車の運行業務などを行ってきました。そのことで蓄積してきたさまざまなノウハウがあります。ノウハウの中の一つが節税対策。この節税対策をトランスベンチャーでは顧客にコンサルティングしています。トランスベンチャーの担当者によると、同社は航空機・船舶・車両でのオペレーションに特化してきたノウハウを応用し、航空機を使った短期で高額の減価償却を可能にしたスキームを提案し、オペレーティングリースの観点から、借り側と貸し側をマッチングさせる業務を行っているとのこと。そのほか、節税に関する提案パターンを数多く持っているそうです。
トランスベンチャーによる節税策、6つの特徴
トランスベンチャーは次の6つを、この節税策の特徴として挙げています。
1. 最短1年から5年という短期で高額な節税が可能
2. 値段が落ちにくいのでリセール額が高い
3. 単に減価償却としてでなく、リースしながら収入も続行できる
4. 売買のマーケットは全世界
5. リースの形態も様々で管理、維持コストがかからない内容も可能です
6. トランスベンチャーが航空機を扱う見地や長年のノウハウから全面バックアップ体勢を整えており航空機の他に船舶・不動産・保険・車両を商材にしたご提案も可能
出典:トランスベンチャー公式サイト
トランスベンチャーの公式サイトには節税スキームの提案書事例も掲載されています。関心を持たれた方は同サイトから提案書をダウンロードすることができます。
トランスベンチャーの航空機ビジネスを活用した節税策の流れ
トランスベンチャーが行っている航空機ビジネスを活用した節税策の流れを見てみましょう。
1. 面談を行い、取組の流れについてのご説明
2. 購入航空機の選定/リース期間のご検討
3. 航空機購入
4. リースしながら減価償却
5. スキーム終了後、再リースもしくは次の機体で減価償却
同社のウエブサイトには機体にユーロコプターEC 120を選定し、1億を2年で減価償却する税効果などが紹介されています。
まとめ
佐藤秀臣さんが代表を務めている株式会社トランスベンチャーは航空機や船舶、高級車による送迎サービスなどをタイムシェアする会員組織の運営、航空機や船舶、高級車両のシェアリングオーナー事業、航空機や船舶、高級車の販売を行っています。加えて、航空機関連ビジネスを手掛けてきた同社だからこそできる節税策の提案など、幅広く事業を展開しています。
会社概要
会社名:株式会社トランスベンチャー
代表取締役:佐藤 秀臣
所在地:〒105-0003 東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル14階
TEL:03-5532-7686
FAX:03-5532-7685
許認可:
古物商 第301111406792号
内航不定期航路事業 第2892号
コーポレートサイト:https://transventure.jp/