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大島昇氏 国内トップブランドの天然水ウォーターサーバー、プレミアムウォーターを育てた実業家

「天然水の価値を届け豊かな社会に貢献する」天然水のウォーターサーバーサービス「プレミアムウォーター」を提供しているプレミアムウォーター株式会社のウェブサイトにアクセスすると目に飛び込んでくる言葉です。そのプレミアムウォーターブランドを世に送り出し、育てたのが実業家の大島昇氏です。大島昇氏はプレミアムウォーターの前身となった会社のエフエルシー株式会社を設立したメンバーの一人で、エフエルシーの社長を務めていたこともあります。大島昇氏の人となり、エフエルシーがどんな会社だったのか、そしてプレミアムウォーター株式会社がどんな会社なのかを紹介していきます。

大島昇

プレミアムウォーターというブランドについて

いつでも美味しく、そして安全で、安心して飲める天然水がプレミアムウォーターです。プレミアムウォーターのウォーターサーバー用天然水は、加熱されていないので、水に溶け込んでいる成分が失われておらず、まさに天然のままの状態で採水地から家庭やオフィスに届けられています。

非加熱処理の天然水は生産管理が難しく、コストもかかるため、どこのメーカーでもできるというものではないそうです。美味しさの追求、安全で安心して飲める天然水、このブランドイメージを構築、浸透されて行ったのが、大島昇氏です。大島昇氏はプレミアムウォーター株式会社の前身となる会社、エフエルシーを立ち上げた一人です。元々、プレミアムウォーターはこのエフエルシーという会社が販売していたのです。

エフエルシー(FLC)とはどんな会社?

ではその株式会社エフエルシーとは一体どんな会社だったのでしょうか。企業概要を見てみることにします。

  • 商号:株式会社エフエルシー
  • 代表者:大島昇(代表取締役
  • 役員:大内信泰(取締役副社長)、川口正紀(専務取締役)、須加原仁(取締役)、木下政弘(取締役)、萩尾陽平(取締役)、森田宏文(監査役
  • 資本金:70,000,000円
  • 年商:3,020,000,000円
  • 設立:2000(平成12)年1月24日
  • 本社所在地:〒141-0022東京都品川区東五反田1-14-11
  • 事業内容:各種販売促進業務 販売計画の企画、運営、各種情報通信機器の販売、企画

このエフエルシーの経営陣、役員一覧に注目したいと思います。取締役の名前の中に萩尾陽平氏の名前があります。萩尾陽平氏は後にプレミアムウォーター株式会社の親会社、プレミアムウォーター舗ルーディングスの社長になられます。エフエルシーで大島昇氏が社長として活躍されているところも見ていたのではないでしょうか。

大島昇氏が掲げたエフエルシー(FLC)の企業理念

大島昇

エフエルシーがどんな会社だったのか、それは企業理念や経営理念から知ることができるのではないでしょうか。エフエルシーの企業理念には大島昇氏の経営哲学が見えてきます。

 

一、お客様の視点から発想し、行動します

 

私たちは常にお客様の視点で考え、工夫しお客様の想いに適うよりよいサービスを提供します。私たちの仕事の中心はお客様でありお客さまに親しまれ、満足頂くことが私たちのよろこびです。

 

一、企業価値の最大化を図ります

 

私たちは、社会、お客様、取引先、社員とその家族を含め、多くの人々、組織に支えられています。私たちは企業として経済価値のみならず、社会的・人的な有形無形の価値を高めることにより私たちに関わる全ての関係者の期待と信頼にこたえます。

 

一、スピードと挑戦を大切にします

 

私たちは、人とその心を大切にする、公正で働き甲斐のある企業風土を築きます。そして変化を恐れず、常に努力で困難に挑戦し最短時間で前進します。

大島昇氏が社長を務めていた株式会社エフエルシー、その社名の由来は?

大島昇

四つ葉のクローバーは幸運をもたらすという言い伝えがあります。公園の芝生で四つ葉のクローバーを探した人もきっといるでしょう。エフエルシーの社名の由来はその四つ葉のクローバーです。株式会社エフエルシー(FLC. Inc)の「FLC」は「Four-Leaf-Clover(四葉のクローバー)」を略したものだったというのです。なぜFLCとなったのか。それはエフエルシーという会社が四つ葉のクローバーのような存在で在りたいという思いが込められているそうです・

エフエルシー(FLC)の沿革

次にエフエルシーの沿革を見てみましょう。

  • 2004年2月 株式会社USENの音楽放送サービス「サウンドプラネット」代理店契約
  • 2004年4月 オリコン株式会社と資本提携し、同社の子会社となる
  • 2005年4月 TRNグループの店舗流通ネット株式会社と資本提携し、同社の子会社となる
  • 2005年5月 ファイナンスオペレーション事業を立ち上げる。リース会社各社との提携を開始する
  • 2005年8月 ストアオペレーション事業を立ち上げる。居酒屋、カラオケボックスなど19店舗の運営を開始する
  • 2006年5月 ストアオペレーション事業部を子会社化
  • 2006年6月 ファイナンスオペレーション事業部を子会社化。エフエルシーエスマーケティング株式会社を設立

大島昇氏の人物像を浮き彫りに

大島昇

ところでこのエフエルシーを作った一人であり、顧客・契約者から高い評価を得ているのが天然水ウォーターサーバーシェアNo.1、顧客満足度No.1で知られているプレミアムウォーターというブランドを立ち上げ、育てた人、大島昇氏について調査しました。

大島昇氏は1977年生まれ、埼玉県出身です。

  • 1998年11月 アクサ生命保健株式会社入社
  • 2000年3月 同社退社
  • 2000年9月 株式会社ベネフィットジャパン入社
  • 2001年8月 同社退社
  • 2001年9月 クロスマインド株式会社入社
  • 2002年10月 同社倒産退社
  • 2003年12月 株式会社オメガサービス設立
  • 2004年1月 同社退社
  • 2004年2月 株式会社エフエルシー入社
  • 2005年4月 同社代表取締役就任
  • 2006年6月 エフエルシーエスマーケティング株式会社設立、同社取締役就任

エフエルシーはその後、プレミアムモバイルクラブなど多くの関連会社を立ち上げていきます。最終的に、エフエルシーは経営・ブランド統合となり、プレミアムウォーター株式会社となりました。

大島昇氏が起業した会社、プレミアムウォーター株式会社

大島昇

大島昇氏らが設立し、プレミアムウォーターを販売、ブランドの価値を高めていったエフエルシーはその後、どんな歩みを経たのでしょうか。企業概要と沿革を見ていきましょう。

  • 商号:プレミアムウォーター株式会社
  • 代表者:金本彰彦
  • 創業者:大島昇
  • 資本金:300,000,000円
  • 設立:2016(平成28)年4月
  • 社所在地:〒150-0001東京都渋谷区神宮前1-23-26神宮前123ビル
  • 本店(富士吉田工場):〒403-0005山梨県富士吉田市上吉田4597-1
  • 事業内容:ミネラルウォーター等の飲料水の製造及び販売、各種付帯サービスの提供
  • 公式ウエブサイト:https://premium-water.co.jp/

プレミアムウォーター株式会社は東京都渋谷区に本社を置く飲料水などの製造を行っています。現在は光通信連結子会社となっており、持株会社プレミアムウォーターホールディングスの完子会社となっています。

 

大島昇氏が社長を務め、「プレミアムウォーター」ブランドの天然水を扱っていた株式会社エフエルシー(FLC)と、「クリテリア」ブランドの天然水を扱っていた株式会社ウォーターダイレクトは2016年7月に経営・ブランド統合し、プレミアムウォーター株式会社が誕生することになります。

プレミアムウォーター株式会社の沿革

  • 2006年10月 山梨県富士吉田市に、ナチュラルミネラルウォーターの製造及び販売を目的としたプレミアムウォーター株式会社(資本金135百万円)を設立。東京都中央区築地に営業拠点として東京本社を設置
  • 2007年4月 第一工場の稼働開始。東京本社を東京都港区浜松町に移転
  • 2007年11月 ロジスティクス(物流施設)を山梨県南都留郡富士河口湖町に設置
  • 2008年5月 井戸及び取水付属設備の保有を目的として富士ウォーター株式会社を子会社化
  • 2008年12月 大阪事務所を大阪市東淀川区に設置
  • 2010年1月 東京本社を東京都品川区大崎に移転
  • 2010年7月 第二工場が竣工、稼働開始。第二工場を富士吉田工場に呼称変更
  • 2011年1月 台湾支店を台北市に設置
  • 2011年8月 ロジスティクス山梨県南都留郡富士河口湖町内に移転、メンテナンスセンターを併設(現 河口湖センター)。富士吉田工場がISO9001 の認証取得
  • 2012年4月 コールセンターを山梨県南都留郡富士河口湖町に設置。コールセンター業務及びバックオフィス業務を集約し、山梨お客様サービスセンターとして運営開始
  • 2012年7月 台湾支店にて販売活動開始
  • 2013年3月 東京証券取引所マザーズ市場へ株式を上場
  • 2013年5月 大阪事務所を大阪市北区に移転
  • 2013年8月 富士吉田工場が増設竣工
  • 2014年4月 東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2015年2月 株式会社光通信の子会社である株式会社総合生活サービスによる当社株式の公開買付けの結果、株式会社光通信が当社の親会社となる
  • 2015年11月 西桂工場稼働開始
  • 2016年7月 株式会社エフエルシーと株式交換及び株式会社ウォーターダイレクト分割準備会社を承継会社とする会社吸収分割を実行し、持株会社体制へ移行。株式会社プレミアムウォーターホールディングスに商号変更。株式会社ウォーターダイレクト分割準備会社を株式会社ウォーターダイレクトに商号変更。東京本社を東京都渋谷区神宮前に移転
  • 2017年4月 株式会社ウォーターダイレクトが連結子会社の株式会社ウェルウォータ及びプレミアムウォーター株式会社を吸収合併。株式会社ウォーターダイレクトをプレミアムウォーター株式会社に商号変更
  • 2018年1月 河口湖センターがISO9001の認証取得
  • 2018年9月 朝来工場稼働開始
  • 2020年3月 主力事業の宅配水事業における保有契約件数が100万件を超える
  • 2020年8月 東京事務所を神宮前123ビルに移転
  • 2022年2月 岐阜北方工場稼働開始
  • 2022年4月 東京証券取引所市場区分見直しにより、スタンダード市場へ移行

大島昇氏「美味しい水・天然水で日本全国の顧客に喜んでもらいたい」

大島昇

日本全国のお客様に喜んでもらうことが目的に、2004年、わずか7人で設立された企業のエフエルシーは現在、プレミアムウォーター株式会社となり、東京証券取引所のスタンダード市場に株式上場するまでに成長しています。大島昇氏らが立ち上げ、育てていったプレミアムウォーターのウォーターサーバーは多くのオフィス、家庭で安全、安心、そして美味しい水も多くの人々が笑顔になっています。