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永沼よう子さん 弁理士として目に見えない財産を守る!

ロゴマークが盗まれた、コピー商品が作られた、アイディアを真似された、デザインを盗用された、そういったとき、耳にするのが「知的財産」という言葉です。自分が考えた独自のデザインやアイディアなど、目には見えませんがいずれも「財産」であり、知的財産と呼ばれます。この知的財産について一定期間の独占権を与えるようにしたのが知的財産権制度です。そして、この知的財産の専門家が弁理士です。永沼よう子さんは弁理士として、商標や特許、著作権、デザインなどを取り扱うほか、知財関連団体の委員にも就任しておられます。

永沼よう子さんが弁理士となったのはなぜ?

永沼よう子

永沼よう子さんはiRify国際特許事務所の代表や業界団体の日本弁理士会で公報センター委員などを務めておられる弁理士です。専門にしている分野は商標、著作権、デザイン、特許、肖像権、不正競争防止法、キャラクター、オリンピック関連問題、知財教育など。永沼よう子さんはどんなことがきっかけで弁理士という道へ進まれたのでしょうか。

子供の頃に真似された学級新聞が原点に

永沼よう子

「それってパクりだよね!」「わたしのアイディアが盗まれた!」「真似された」など、誰しも一度くらいはそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。永沼よう子さんが知財に関心を持ったきっかけは小学生の頃にご自身が作成した学級新聞を真似した他のクラスが校内の賞を授与されたことだといいます。

子供の頃のそうした経験で知財に対する関心を持った永沼よう子さんは大手通信社での勤務を経て、世界最大手ストックフォト企業で幅広いデジタルコンテンツを取り扱い、コンサルテーション業務に従事。その後、2012年にAIPE認定知的財産アナリストを取得されました。 

永沼よう子さんは難関の弁理士試験、2015年に独学で合格!

弁理士弁理士法で規定された知的財産権に関する業務を行う国家資格者です。弁理士になるためには、毎年1回行われる弁理士試験に合格し、弁理士登録をする必要があります。2023年11月に発表された「令和5年度弁理士試験」の合格者は志願者数が3,417 人、受験者数3,065人に対して、合格者数は188 人であり、合格率は6.1%。非常に狭き門の資格試験です。

永沼よう子さんは2015年、独学でこの弁理士試験に合格し、弁理士となられました。そして、2019年、国際特許事務所の所長に就任されています。

iRify国際特許事務所で代表弁理士となった永沼よう子さん

永沼よう子さんは2019年から、iRify国際特許事務所の所長に就任されています。iRify国際特許事務所は理念として「知財ドリブン経営の実現」「企業価値向上のエコシステムの実現」「人間力によって、より良い未来を想像」という三つを掲げ、「知的財産コンサルティング」「商標登録・意匠登録・特許・実用新案の出願代理及びそれに付随する業務」「商標登録専門サイトの運営」という業務を行っています。

永沼よう子さんは事務所の代表を務めるだけではなく、次のような役職にも就かれていらっしゃいます。

永沼よう子さんが代表を務めるiRify国際特許事務所

永沼よう子

永沼よう子さんが代表を務めるiRify国際特許事務所の「iRify」には二つの言葉が組み合わされているのだそうです。

iRifyに込められた意味

IRIS(アイリス)は吉報を届ける俊足の女神、そしてIRIFI(イリフィ)は砂漠を駆け抜ける熱風です。この二つの言葉を組み合わせたのが「iRify」なのだそうです。

まず、IRIS(アイリス)は別名“イリス”とも呼ばれるギリシャ神話の女神は、「虹の女神」。 ”虹のメッセンジャー”とも呼ばれ、吉報を届ける幸運の女神とも称されます。iRify国際特許事務所は”知財”という価値を七色に輝かせ、その存在を世界に伝えるという使命を胸に抱いていくといいます。また、IRIFI(イリフィ)、つまり厳しい砂漠を駆け抜ける熱風は、変化が激しく過酷な状況にひるむことなく力強く駆け抜けます。現状を多角的に分析することで“知財”という限りない価値を最大限に活かし、皆様のさらなる飛躍をサポートすべく、iRify国際特許事務所は力強く突き進んでいく、こういった意味を持つのが「iRify」 なのだそうです。

iRify国際特許事務所は知財ドリブン経営などの実現を目指す

iRify国際特許事務所のWEBサイトに掲載されている永沼よう子さんの代表挨拶を引用してご紹介いたします。

知財ドリブン経営」を実現します。

私たちは、お客様が「知財ドリブン経営」を実現するためのお手伝いをさせていただきたいと思っています。「知財ドリブン経営」とは、ビジネスを始める前から、特許権や商標権、著作権といった知的財産権を意識しビジネスに組み込む経営手法です。お客様は「知財ドリブン経営」によって、今まで以上に早く、効率的に、売り上げを達成することができると私たちは考えています。 お客様が「知財ドリブン経営」を実現できるよう、私たちは知財の権利化を迅速に行うばかりでなく、「知財ドリブン経営」に必要となるコンサルティングなど、様々なサービスを提供させていただきます。知財の権利化だけなら人工知能(AI)でもサポートできる時代になりました。けれども私たちは人間の専門家にしかできない、お客様の「知財ドリブン経営」のサポートをさせていただきます。そして「知財ドリブン経営」を実践する組織が当たり前の社会を作ってまいります。

組織の「知財教育」を担います。

私たちは、お客様の組織の「知財教育」を担わせていただきたいと思っています。 「知財ドリブン経営」を実現するには、単に特許や商標など知財を権利化するだけではなく、経営者自身の意識改革や担当者の育成などが必要になってきます。 例えば、中小企業やスタートアップ企業などでは手元に十分な資金がなく、「まずビジネスを軌道に乗せ、資金に余裕ができてから特許や商標などを権利化すれば、安上がりだ」などと考えるかもしれません。ところが実際には、逆なのです。 本来、ビジネスを始める前に私たち専門家に相談していただければ、わずか数万円程度の出費で順調に進められます。 しかし、他社に権利をとられたばかりにトラブルとなってしまい、解決に年単位の時間がかかったり100万円単位の出費に迫られたり、ビジネスそのものの見直しが迫られることも起きています。 私たちは、お客様の組織の「知財教育」も担うことで、お客様自身が「知財ドリブン経営」を実践できる組織に生まれ変わるお手伝いをさせていただきます。

出典:iRify国際特許事務所WEBサイト

永沼よう子さんはラジオ番組のMCも

永沼よう子

永沼よう子さんはテレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」やフジテレビの「グッディ!」、TBSの「ビビッド」など、ワイドショーやニュース番組にコメンテーターとして出演されてきました。また、ご自身がMCを務めるラジオ番組も持っていらっしゃいます。

永沼よう子さんはコミュニティーFM局、レインボータウンFMで毎月第4月曜の午前11時から12時までの1時間、【イレブンミュージック 知財女子 弁理士 永沼よう子の『知的カフェ』】という番組で「知的財産」をテーマに、毎回、永沼よう子さんがおススメの音楽と共に最近気になる知財ニュースをわかりやすく解説しておられます。レインボータウンFM江東区(臨海副都心含)および中央区、港区、千代田区台東区墨田区江戸川区、品川区、それぞれの一部地域で聴取可能です。

この番組は永沼よう子さんが普段から心がけていらっしゃるという “知的に&わかりやすく”をモットーに、知財初心者の方にもわかりやすい内容になっており、知財エキスパートからクリエイター方々をゲストにさまざまな角度から知財を追求する知財トークが好評。ゲストはすでに70人を超えたそうです。

まとめ

永沼よう子さんは国内、外資など様々な企業でのビジネス経験と商標権・著作権意匠権関係の専門知識を活かし、一人の弁理士として、また、iRify国際特許事務所の所長弁理士として、企業の知的財産戦略をサポートしていらっしゃいます。さらには知財関連の団体で広報関連の委員を務めるほか、ラジオ番組のMCを担当するなど、知財知財経営の大切さを啓蒙するという活動にも尽力されています。

会社概要

名称:弁理士法人 iRify国際特許事務所(イリフィーコクサイトッキョジムショ)
創業:平成17年(2005年)10月
代表者:所長 永沼 よう子(日本弁理士会 登録第20172号)
所在地:〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンター 6F
TEL:03-6205-7200
FAX:03-6205-7755
事業内容:
知的財産コンサルティング
商標登録・意匠登録・特許・実用新案の出願代理及びそれに付随する業務
商標登録専門サイトの運営

URL:弁理士法人 iRify(イリフィー)国際特許事務所